10月の発表会・表彰式で決定した「学生対抗!第4回eプレゼン・コンテスト」の成績優秀者(4チーム11名)が
11月5日~9日の日程で、韓国の慶州と嶺南大学校(本学協定校)にて研修を実施しました。

韓国研修は今回で4回目となり、日本からは明治大学と文化学園大学(一昨年に続き3回目の参加)、韓国からは
嶺南大学校(慶山市)と、2012年度にホスト校を務めた全北大学校(全州市)が参加しました。
このワークショップ「e-Presentation Contest with Friendship」は、グローバルな社会において必要な価値観や
文化の異なる人とのコミュニケーションの取り方を身につけることを目的として開催されました。

今回のワークショップのホスト校である嶺南大学校は、韓国・慶尚北道の慶山市にある私立大学で、学生約2万7千人
の総合大学です。
嶺南大学校においても明治大学の「eプレゼン・コンテスト」のようなコンテンストを開催しており、そのコンテスト
の成績優秀者が毎年明治大学を訪問するなど、学生・教職員を含めて相互の交流は年々深まっています。

日本からは、一昨年に引き続き文化学園大学の「造形学部プレゼンフォーラム デザインコンテスト」の成績優秀者
2名が参加し、嶺南大学校10名、全北大学校6名、明治大学11名の合わせて29名が日韓混合の4チームに編成
され、ワークショップが実施されました。

11月5日(水) 【ワークショップ1日目】
ソウルに到着した明治大学・文化学園大学一行は、KTX(韓国の新幹線)にて慶州に向かいオリエンテーションに参加。
日韓の学生はこの時が初めての顔合わせ。はじめは緊張があったものの、すぐに打ち解けた様子。ここで今回の
コンテンツ制作におけるテーマが発表された。
自分たちより年下の学生を対象に慶州を紹介するコンテンツ(教育用コンテンツ)を制作するチームが2チーム、
外国人観光客を対象に慶州を紹介するコンテンツ(広報用コンテンツ)を制作するチームが2チーム。
このテーマを受け、翌日のフィールドワークや最終日の発表会のプレゼン方法について、チームで意見を交わし合う。
その後に開かれた歓迎会において、さらに親睦を深めることとなった。




11月6日(木) 【ワークショップ2日目】
今回のフィールドワークは、世界文化遺産に登録されている史跡が多くある慶州で実施された。
各チームが慶州国立博物館や仏国寺、鶏林、武烈王陵など別々の場所へ移動し、取材を実施。学生主導でのフィールド
ワークにおいては、取材先での活動以外にも、公共交通機関を使った移動や食事など、日常の活動においても文化の
違いを感じることができる良い機会となった。フィールドワーク終了後は、宿舎に戻り深夜までコンテンツ制作が続けられた。



11月7日(金) 【ワークショップ3日目】
ここまでのハードスケジュールで疲れが残る中、発表会会場の嶺南大学校へ移動。各チームは取材活動をパワーポイントに
まとめたり、プレゼンのシナリオ作成など、ギリギリまで作業に取り掛かる。
明治大学からは阿部直人学長室専門員(理工学部教授)・井田正道ユビキタスカレッジ運営委員(政治経済学部教授)
が駆けつけて、嶺南大学校の教務部長や教育開発センター長らも列席した発表会が開催された。
完成したコンテンツからは、与えられたテーマに対し、ぞれぞれのチームで工夫して取り組んだ様子が見受けられた。
上映後には暖かい拍手が送られた。



学生たちが制作したコンテンツ一覧です。コンテンツを再生してご覧ください。
(コンテンツ再生中に、CCの左側にある四角をクリックすると全体画面で再生できます。)

  


  


写真集はこちらをクリックして下さい。(写真ご提供:嶺南大学校 教育開発センター)





わずか3日間という短い時間ではありましたが、学生たちは英語・日本語・韓国語を駆使し、さまざまな課題を見事に
クリアしながら最終日の発表会まで成し遂げることができました。
うまく意思の疎通ができず、苦労することもあったようですが、別れ際には、涙を浮かべながら熱い抱擁を交わし、
互いに別れを惜しんでいる光景が印象的でした。
今回の韓国研修全体を通して、学生たちが共に過ごす時間が多くなるよう配慮されたプログラムを作成し、滞り無く
運営をしていただいた嶺南大学校の教職員・スタッフの皆さまに心より御礼申し上げます。
また、全北大学校、文化学園大学の関係者の皆様、関係企業の皆様に多大なるご協力をいただきました。改めて深くお礼
申し上げます。